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蜜の味

壇蜜 / 小学館

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バラエティ番組での即興の小芝居が面白かったのと、雑誌「音楽と人」での中田裕二さんとの対談が面白かったので読みました。今をときめくグラビアアイドルです。

大学で教員免許を取っても、二つの専門学校で学んでもその関連の職にはつかず、どんな仕事をしても中途半端。そこで巡り合ったグラビアでは 「もう中途半端なことはしない」と、スタッフの要求に最大限応えます。

29歳って年齢も後押ししたのでしょう。これまで掴んだ能力で今後どうやって生き延びていくのか、ここまで歩いてきた道はどこに繋がっていくのか、考えてしまう年頃です。

グラビアアイドルとしては遅咲きです。20代の張り詰めた活きの良さはありません。

けれど、その諸々を彼女は有利に変えてます。
少し緩んだ曲線は憂いに通じます。

「私はあくまでひとつの素材」と言って、求められるものに応えるのに全力を尽くします。
攻めな受け身って言うのでしょうか、撮影の現場で、その先のファンに、
自分が何を求められているのかを探り表現します。

グラビア撮影専門用語も面白かったです。
「着エロ」って、局部を隠してエロスを表現するジャンルだそうで、彼女はそれらが小さいので、小振りな小道具で大丈夫なのだそうです。そんな「ヨカッタ」も彼女の武器。

デリバリーシンデレラ 1 (ヤングジャンプコミックス)

NON / 集英社

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デリバリーシンデレラ 全11巻
☆は3.5個。自活のためにデリヘル嬢をしてる大学生の子のお話。 可愛らしい絵にひかれてデリヘル嬢って?って下世話な好奇心から読み始めたら止まらなくなってしまいました。

序盤は業界レポート、
中盤からは純朴で真面目な女の子がどうしてデリヘル嬢になったか、「この仕事が好き」と言えるようになるまでの葛藤、
終盤は性産業で働く女性の社会でのつらい立場からの発信へとつながっていきます。

描いたのが女性だったから抵抗なく読めました。
実際に働いている方たちからは「きれいごと」って見られてしまうかもしれない展開ですが、
こういう仕事があるのだと、世に知らせる役割を果たした作品と思います。

読み終えて、求められることを満たすプロフェッショナルな仕事なのだなと納得しつつ、
やはり身内にはして欲しくないなと感じました。
by tamaki_jnb | 2013-06-10 07:31 | 仕事