カテゴリ:女性( 90 )

天翔る

村山 由佳 / 講談社

スコア:

傷つきやすさと逞しさを併せ持った少女が乗馬耐久競技(エンデュランス)を通して成長してゆくお話。

母には去られ、父は急逝し、祖父母に慈しまれて育ったまりも。
親との縁の薄さを補うように、彼女を育てる大人との出会いに恵まれます。
そして、馬との出会い。
大人たちとは守られる子供として、
馬とは対等、時に力を貸してもらう相手、あるいは守り導く者として対し、
まりもは癒され育ちます。

村山さんの馬への愛情と崇拝がこもった作品でもあります。
クライマックスは「テヴィス・カップ」という、アメリカのシェラネバダ山脈や荒涼とした原野を4時間以内に100マイルを走破する過酷なレースです。人馬とも限界を見据えながらの道行きはハラハラドキドキです。

傷を抱えた大人同士の恋愛もひっそり入ってます。

「母」がいちばん危ない ~`いい娘'にならない方法~

斎藤 学 / 大和書房

スコア:

強烈実母との葛藤を抱えた村山さんと精神科医の斎藤先生の対談。
このお二人、相性がいいのか斎藤先生の何かがさせるのか、
村山さんするするとお母様とのこと、性のこと、心の底からさらうように語ってます。
ライブ感満点の一冊です!
[PR]
by tamaki_jnb | 2013-08-09 00:48 | 女性

私にとって物書きのおねえさまは林真理子さんと伊藤比呂美さん。
人生の曲がり角の度に、年を取って新しい経験をする度に、比呂美さんが言ってた通りだなぁーと思います。

女の絶望 (光文社文庫)

伊藤 比呂美 / 光文社

スコア:


読み解き「般若心経」

伊藤 比呂美 / 朝日新聞出版

スコア:

諦め具合、力の抜け具合に共感です。親と自分の老いを受け入れつつもやっぱり波立つ気持ちにも。

閉経記

伊藤 比呂美 / 中央公論新社

スコア:


閉経記は、数年後こんな感じかぁーと読みました。
[PR]
by tamaki_jnb | 2013-05-22 23:35 | 女性

愛して在る/YES! 2

愛して在る (フラワーコミックス)

小学館 / 小学館

スコア:

この方のお話はかなりドロドロなのに、絵柄のせいかさらっと読めちゃうんです。

YES! 2 (マーガレットコミックス)

槇村 さとる / 集英社

スコア:

YES! 2
島でうーーーんと深呼吸するシーンは開放感が伝わってきました!
みどり、幼すぎませんか?
[PR]
by tamaki_jnb | 2013-05-06 23:25 | 女性

一緒に遭難したいひと(4) (ワイドKC)

西村 しのぶ / 講談社

スコア:

一緒に遭難したいひと(4)
仕事してー美味しいもん作ってーたべてー女友達とつるんでーって快楽ループ!

Do Da Dancin'! 12 ヴェネチア国際編 (オフィスユーコミックス)

槇村 さとる / 集英社クリエイティブ

スコア:

Do Da Dancin'! 12 ヴェネチア国際編
ヴェネチア、来ましたね~~…
で、ここに来てこのカップルは何をしてるのだぁー 節目は重なるものだからかしら。
鳥肌が立つクライマックス期待してます。
[PR]
by tamaki_jnb | 2013-04-23 08:14 | 女性

更年期少女

更年期少女

真梨 幸子 / 幻冬舎

スコア:

昭和51年から一年間、少女たちを熱狂させたあげく連載が中断した少女漫画「青い瞳のジャンヌ」。
年を経て、ネットを通じて集った同好の士のなかで繰り広げられたどろどろな人間関係と事件。
ちょっとミステリー風味。
中年女性の行き詰まり感満載の作品。いたたまれなくて斜め読みです。

少女の頃に愛した作品の同人誌を作る仲間たち。着飾ってオフ会に参加し、欧風のハンドルで呼び合い5千円のランチをつつきます。
裏ではそれぞれ夫からのDV,借金苦、介護、家庭不和などかかえていて、
夢々しい「ジャンヌ」の世界に逃避します。

すすけた現実の生活ときらびやかな少女漫画の世界のギャップ、それを割り切れない愚かしさと切なさ。
滲み出てくる 「こんなはずではなかった」という怨嗟は溶けたアイスクリームのように始末が悪い。

自分の足元が何かのきっかけでグズグズと崩れて彼女たちと同じ闇に飲み込まれるのが容易に想像できてかなーりゾクゾクしました。

真梨 幸子さん、「殺人鬼フジコの真実」も読みました。キモチワルイ小説書く方です。
小川洋子さん、松浦理英子さんと通じるきもちわるさです。
女性のどろーーっとした処理しきれない澱のような感情を掻き出した作品です。
そこに凄みをのせると桐野夏生作品です。
[PR]
by tamaki_jnb | 2013-02-27 23:00 | 女性

ハナコ月記 (ちくま文庫)

吉田 秋生 / 筑摩書房

スコア:

1988~94年にHanakoで連載されたコミックエッセイ。
スキー場まで長蛇の渋滞とか、子供不可のマンションとか、あーあの頃はそうだったなーな描写もありますが、
男女が互いに不可解にもやっとしながら一緒に暮らすのは時代が変わってもおんなじだなーって思いました。

吉田秋生-夜明け- (フラワーコミックス)

吉田 秋生 / 小学館

スコア:

梱包をあけてびっくり豪華本でした。
ホテルカリフォルニアからLovers Kissの里伽子と朋章のお話までの短編集+インタビュー集です。
インタビューが意外でした。マンガ家さんってインタビューで語る人が多いですが、
吉田せんせいってヘラヘラしてる… 
デビューから時間が経つにつれて応対は丁寧にはなってるけど、
インタビュアーや対談相手の熱心さに比べると何ともつかみどころのない反応です。
[PR]
by tamaki_jnb | 2013-01-09 00:06 | 女性

大奥 8 (ジェッツコミックス)

よしながふみ / 白泉社

スコア:

大奥 8
アップしそびれてたら、来月もう9巻が出るって!
いろいろ終わったり始まったり、8巻も濃かった。
将軍それぞれに悲しさはあって、家重の悲しみ、愚かさもまた格別だったよ。

さて、田沼意次が出てきたよ!
平賀源内と呉作とどういう関係が広げられるかわくわく~♪

竜の涙 ばんざい屋の夜

柴田 よしき / 祥伝社

スコア:

30-40代独身WWのいろいろ。丸の内の片隅の、おばんざいを食べさせるお店の女将とお客さんを柴田 よしきさんが描く小説です。

30歳になる頃は、20代にがむしゃらに進んできて、社会人として一通りこなせるようになって、
はて自分はどうなりたかったのかな?って振り返る区切り。

40歳あたりは、体力は明らかに下り坂に入るし、
仕事も今までの経験値をどう生かすかがさらに切実になってくる。
30歳の振り返りより哀愁が漂います(^^) でもまだ枯れるのは早い。

今どう幸せになるか、老いを見据えて今何をしなくちゃいけないか。
[PR]
by tamaki_jnb | 2012-11-19 08:14 | 女性

音瀬ちん祭りちょっと休憩。

裸で外には出られない (マーガレットコミックス)

ヤマシタ トモコ / 集英社

スコア:

服がテーマのコミックエッセイ。ヤマシタトモコ流の変なこだわりが垣間見られます。
誰かのコミックエッセイでスタイリッシュな人って書かれてたんだけど、オシャレって一言ではくくれないないと思いました。
作品の登場人物の服装や着こなしから、センスの良さは感じますが、ご本人はお洒落命!ではないらしい。

3つの短編読み切りはどれも凄みがありました。「あなたカレー」が特に。
いつものように美味しくカレーを作るのと、浮気の現場に踏み込んじゃった非日常と、
そこに流れる感情の描写が、何で美味しく作れちゃうんだろうね?
巻末のカレー皿は爆笑しました。

という流れか、
現在は食べ物のお話をCocohanaで連載してるようで、こちらも単行本が楽しみ。

「縞々々」は続きが読みたい。ヤマシタさん、レズビアンものも描けるんじゃないでしょうか。

ひばりの朝 1 (Feelコミックス)

ヤマシタ トモコ / 祥伝社

スコア:

ひばりの朝 1
帯には「Herを越える怪作」とありますが、「ドント・クライ・ガール」系列と私は思います。出版社が違うから帯には書けないか。

ひばりっていう、中身はまんま14歳だけれど、見かけが肉感的な子が触媒になって、周りが動揺するお話。外見と内面は干渉し合うから、ひばり自身も変わっていきます。

自分の意思と関係なく、成熟してしまっていく体。
それに伴って、周りの扱いが変わってとまどう。私は私のままなのに。
[PR]
by tamaki_jnb | 2012-10-14 01:01 | 女性

& 4 /Sunny Sunny Ann!

& 4 (Feelコミックス)

おかざき 真里 / 祥伝社

スコア:

& 4 (Feelコミックス)
今表紙見て気になった。薫の右足どうなってるの?隠れてる?まさかの描き忘れ?

あげ足取りはおいといて、大人の恋愛の面倒くささがじれったかったり切なかったりです。
仕事、家族、いままでに受けてしまった心の傷。
それらを乗り越えて恋路を進むエネルギーはワカモノの恋愛よりエネルギー必要。

でも、恋が得難いって分かるのも大人だからなのよねー。

Sunny Sunny Ann! (KCデラックス)

山本 美希 / 講談社

スコア:


モーニングの「MANGA OPEN」ってコンテストで大賞とった作家さんだそうです。
アメリカの片田舎、セダンで暮らす中年女性のお話。
車で寝起きし、気ままに移動するアンは身軽で自由です。
洗車するついでに自分もすっぽんぽんになってシャワー浴びちゃうシーン、ぎょっとしつつ気持ちよさそう!

私たち、普通に暮らしているつもりでも、制度に守られ、周囲の人に守られ、家という囲いに守られてます。

そこから自由なアンは、危険と孤独と隣り合わせでもあります。
そして、そうならなければ得られない爽快感も満喫してます。
[PR]
by tamaki_jnb | 2012-08-31 08:11 | 女性

繕い裁つ人(3) (KCデラックス)

池辺 葵 / 講談社

スコア:

繕い裁つ人(3)
高い技術を持つ人同士が互いの仕事を見て「むむ、おぬしやるな!」ってのはあっても、
それが無言の告白になるとはやられた!

おひとり様物語(4) (ワイドKC)

谷川 史子 / 講談社

スコア:

おひとり様物語(4)
「忘れられない」が不完全燃焼だったから、
「これこれ!谷川史子はこうじゃなくっちゃ!!」でした。嬉しくて☆4コ。

自分の思いを大切にしながら、でも周りの大切な人のことを思うとそれを強行できないって葛藤と、
その後のほろ甘苦い展開が大好きなんです!!

先日糸井重里さんが「間違える勇気」というようなことを書いておられて、
道理に反することだけれど、あえてそれを犯す勇気、
そしりを受けることと、自分の中の正義感とせめぎあうことを覚悟の上で、
踏み外す勇気を書いていて、

谷川さんはこの踏み外す時の痛みをちゃーんと描いてくれるから好きなんだなって思いました。
[PR]
by tamaki_jnb | 2012-08-19 00:04 | 女性