飼い喰い――三匹の豚とわたし/野生動物管理のための狩猟学

飼い喰い――三匹の豚とわたし

内澤 旬子 / 岩波書店

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「家畜を食べること」を書く内澤さんの、世界屠畜紀行に続く一冊。3頭の豚を一年育て、食べるまでです。
豚を飼うために家を探し豚舎を建て引っ越し、それぞれに名前を付け、丁寧に一緒に暮らします。

素人の視線が新鮮で面白い。
豚それぞれの個性や豚同士の関係の観察。
初体験からの戸惑いや、周りを巻き込んで不都合を乗り越えてくのがたくましく面白いです。

情をかけて育てるけれど、屠場へ送るのに躊躇はありません。
隅々まで丁寧に食べます。

野生動物管理のための狩猟学

朝倉書店

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狩猟「学」です。 野生動物とどう付き合うかを狩猟の角度から考える学問です。
人間が野山に手を入れたために 野生動物の世界と私たちの世界の間に起こった齟齬。 それを解決する手段として「狩猟」をどうしていこうか、 始まったばかりの学問ですので、この本もちょっと纏まりに欠けます。 固い論文風と軽いコラム風の分が両方入ってたり(^^)

人とかかわりを持ったために崩れた数のバランスを整えるのと、
農作物被害対策のために野生動物を狩ります。

今の日本の狩猟の問題は、
狩猟活動を猟友会に頼っていること、
ハンターが高齢化しているが、狩猟の免許を取るのに約一年かかることもあり、減少の一途ということ、
生態と猟を熟知した専門家の誕生が望まれること、
 農家が狩りをしてほしい時期と、肉の旨みが増してハンターの望む猟期が重ならないことなど。

なるほどなーと思ったのは、ジビエという資源として考えられること。
また、数の調節なら 不妊手術って選択肢も無くはないということ。
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by tamaki_jnb | 2014-01-19 23:54 | 動物