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溺れるナイフ1-14

溺れるナイフ(1) (講談社コミックスフレンド B)

ジョージ 朝倉 / 講談社

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溺れるナイフ1-14
一回目読んだときはただただ圧倒され、二回目読み終えて少女と少年の環境の大きな違いに気づきました。

容姿と才能に恵まれた二人は注目を集めますが、
夏芽には家族とモデルの仕事を支える大人がいます。可哀相な事件に巻き込まれ、深く傷ついても周りに見守る人がいます。
一方航一郎は家族内で孤立し、学校でも浮いてる。好意をもたれても「神さん」と、ある意味一線を画した扱いです。
夏芽の「特別さ」はモデルとして、女優として、他者に手ごたえのある認められ方をしています。
航一郎の認められ方は曖昧です。同世代の少年少女から寄せられる憧れと、旧家の跡取りとして腫物のような扱い。航一郎、よくここまで生き延びたなぁーと思います。

どうしようもなく引かれあってしまう二人。

夏芽は幼くて、自分のことしか考えられない。
これから航一郎の孤独と絶望に気づけるか、彼の暗闇の前で自分を失わないでいられるか。
by tamaki_jnb | 2013-04-30 22:08 | 思春期