福音の少年/グロテスク上・下

福音の少年

あさの あつこ / 角川書店

スコア:

ミステリーとしてより、ハイスペックな少年二人の少年期の終わりの物語として
ヒリヒリしながら読みました。
周りから教えられ、子供目線で捉えていた世界と、
十数年で身に付けた見方での世界のズレを、
聡い子はこんなふうに乗り越えるのかな、やはり大きな痛みは伴うんだなと感じました。

グロテスク〈上〉 (文春文庫)

桐野 夏生 / 文藝春秋

スコア:


グロテスク〈下〉 (文春文庫)

桐野 夏生 / 文藝春秋

スコア:

読むのしんどかった…
生き延びるのに必死なあまりに曝してしまうグロテスクさ。

張の上申書は、
ギョーザ事件の、会社での待遇が不満って新聞で読んでも実感が湧きませんでしたが、
張の中国での生きるのが精いっぱいな暮らし、
その後の過酷な半生は、読むのが辛くて拾い読みでした。

粘度の高い人間の暗闇を書く桐野夏生さん、そして高村薫さんの靭さはどこから生まれるんだろう。
by tamaki_jnb | 2010-04-06 08:02 | 生き方