余命

余命 (新潮文庫)

谷村 志穂 / 新潮社

不可解な主人公でした。
医学の世界にいながら情報を捜すこともせず、医の力を信じなかったことと、
話したら出産をあきらめさせられるからと閉じこもってしまうひとりよがりと。

医学の知識の乏しい人が「出産をあきらめさせられる」と、再発を隠すのなら理解できるけど、現役の医師が何故より良い方法を探さなかったんだろう。

「自分の命を犠牲にして子供を生んだ美しい話」と
とらえられるとしたら、いやだなー。
妊娠から小さな赤ん坊と過ごす蜜のような時間を、治療や心配する人たちに
邪魔されたくないから秘密を通したのだとしたら、傲慢にも程があります。
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by tamaki_jnb | 2009-02-19 23:51 | 女性